Interview シニアビジュアルデザイナー

専門学校卒業後、CGプロダクションに入社。その後は、ゲーム開発会社でコンシューマー向けゲームの開発をしながら専門学校の講師を務めたり、大手ソフトウェア会社で大型RPGタイトルのリードデザイナーを経験したり、ゲーム・アミューズメント・音楽映像コンテンツなどを幅広く手掛ける会社でキャリアを積み、2020年にバンダイナムコオンラインに入社しました。入社の決め手となったのは、ゲーム作りへの本気度を感じたこと。これまで数々の会社に身を置いてきましたが、バンダイナムコオンラインほど「いいゲームを作ろう」という本気の姿勢が会社全体に浸透している会社は他に知りません。自分の中に「世の中のゲーム好きを驚かせるものを作りたい」という思いがずっとあったので、この会社ならそれを実現できると思いました。それと同時に、社員一人ひとりを大切にする風土も入社を後押ししたポイントです。在宅勤務とオフィスへの出社を自由に決められたり、運動不足解消プログラムの紹介やストレスケアセミナーといった健康面のサポートがあったりと、働きやすい環境づくりに驚くほど前向き。入社してから子どもが生まれた際も、育児休暇をはじめとした様々なサポートを受けられたのはありがたかったです。

現在はVFXチームのリーダーとして、ビジュアルデザインの実作業とチームマネジメントに携わっています。具体的な担当業務としては、あるリリース前タイトルのエフェクトデザインです。光ったり爆発したりといった、ユーザーの操作に対するリアクションにあたる部分ですね。弾を撃った際にそれが当たったのか外れたのか、威力はどれくらいなのか、エフェクトがないとわかりません。そういった機能面を担保しながら、ゲーム全体を魅力的にしていくようなデザインを心がけています。エフェクトはキャラクターや背景、オブジェクトなどと違って、単体では成立しません。ゲームを構成するあらゆる要素の間にあるものです。その一方で、プレイの気持ちよさや高揚感、モチベーションに直結するものでもあります。ですので、他セクションのメンバーと連携しながら、自身の専門性を発揮してゲームのクオリティを磨き上げていくこと。それが自分の役割だと思っています。テストプレイを通して他のメンバーから「このエフェクトかっこいい！」「すげー気持ちいい！」といってもらえたときはすごく嬉しいですし、そういった印象をお客様にも感じてもらえるように、日々意識して仕事に取り組んでいます。

音楽が好きで、特に野外フェスや音楽フェスによく行きます。若い頃はバイクにテントを積んで、5日間のイベントに通しで参戦するなんてこともしていました。ひたすらお酒を飲んで踊り続けてましたね（笑）。あるバンドを熱心に追いかけていた時期もあって、ライブにも頻繁に通っていましたし、もちろん解散ライブも見に行きました。いつか子どもと一緒にライブを見に行けたらいいなと思っていますが、好きになるかどうかは本人次第なので、気ままに待とうと思っています。